20090111

相対性理論について

最近ではポップミュージックを聴くことはほとんどない。
というよりも、音楽を聴くこと自体がめっきり少なくなり。
たまにCD買ったかと思えば立川談春だったりして。
いや、談春の「文七元結」はほんとうに素晴らしいのだ。
でも今日ここで語りたいのは談春のことではない。
談春の「文七元結」について語りたいことは山ほどあるが
まだ語る準備ができていないし、今はそれどころではない。
何気なく通りすがったiTunes storeで、ばったり出会って、うっかりはまった。
10代で聴いた「ジッタリン・ジン」、
20代で聴いた「ナンバーガール」、
そんなポップミュージック個人史の延長線上において、恥ずかしながら
30代にして「相対性理論」を聴く。
やるせないほど青くて、せつないほどキラキラ光る。
「最近こういうの聴いてるんだよね」って、恥ずかしくて人には言えない。
恥ずかしいけど、このバンドは、すごいと思う。
年齢が半分に減った(32÷2=16)くらいの気持ちになった。
すっかり丸くなっていたのに、とんがった気分を思い出した。
恥ずかしさのほうは伝えやすいのだけど、すごさのほうは表しにくい。
とりあえず、デビューEPのタイトルがすごい、
サブプライムも、派遣切りも、このタイトルで撃ち抜いてしまう。
「シフォン主義」。ふわふわだな。

シフォン主義