20080331

尿問題日誌 その5

前回の病院から1週間。
ちゃんとオシッコも出ているし、はーちゃんは元気なので病院にはオシッコのみを持って行く。
再度検査してもらうと、結晶がなくなっていなかった。
でも原因がよくわからなかった「膀胱の内壁から剥がれた細胞」の方は大丈夫だった。
いまのところストルバイト結晶は小さいものなので(結石だと即治療)、
本格的な治療はしないけれど、食事療法は続けた方がいいとの結論。

で、どうやらphコントロール(ロイヤルカナン)より、
結局s/d(ヒルズ)の方がはーちゃんの体質には合っていた模様。
前回食べたときは、結晶もなくなったしね。
phコントロールは結晶がなくならないし便秘気味になるし、
phケアは便秘にはならないけど、どうやら好きじゃないらしく残すし、
何回か明け方吐いてしまっていた。
その猫によって、合う合わないがあるのだ。

s/dだと問題は「便秘気味になってしまう」ということなので、先生と相談した結果
今まであげていたパウチをs/dと混ぜてあげてみることにした。
これで便秘解消してくれるといいのだけど。


 ひなたぼっこ中

20080330

昨日の夜の、





寝姿。
はーちゃん前のこんもりが、爆睡中のわたしなので
もちろん写真でしかこの姿を見れず。

20080326

最近のお気に入り

最近はーちゃんは、このイスに座るのがお気に入りだ。
気づくと座っていることが多い。

 

全景はこんな感じ。
うちにあるイスは、はーちゃんのものだと思っているに違いない。



*

今日、色は濃いけれど、ちゃんとオシッコも出ているし、
食欲もあるはーちゃん。

早く本調子になってくれるといいなあ。

20080325

尿問題日誌 その4

ストルバイト結石が無くなってから2週間が経った。
通常のカリカリに戻して様子を見ていたのだけど、昨日まで元気だったのに、
今日、1回もオシッコをしていなかった。
いつもは朝と夕の2回は最低でもしているのに、朝もしていなくて、
わたしが仕事から帰ってきても、やっぱりしていない。

病院の時間をオーバーしていたけれど、見てくれるとのことで、
急いで帰ってきてくれたピコリとはーちゃんを連れて行った。

膀胱は腫れていないし、エコーで見てみましょうということに。
エコーで見ると、なんだかモヤモヤとしたものが膀胱にある様子。
はーちゃんは仰向けにされて検査されている間も、おとなしくしてくれた。
でもこの後、はーちゃん病院で初の「痛い思い」をすることになる。

それは…カテーテル。
うう。痛いに違いない。わたしの方がビビる。
尿道が詰まってないかどうかと、オシッコを検査するためとはいえ、かわいそうだった。
カテーテルを入れた瞬間、「うぉおおおお」と聞いたこともないオッサン声で鳴くはーちゃん。
でも1回でうまく入って、無事検査用のオシッコも取れた。
検査の結果、ストルバイト結石は治療するほどではないサイズのものが出来ているくらいで、
それよりも膀胱の内壁から細胞がはがれ落ちているものが顕微鏡で見てとれた。
でもこの状況の、はっきりとした原因がわからないとのことだった。

とにかくも、はーちゃん自身は嫌な感じだろうから、「消炎鎮痛剤」と
「療法食のカリカリ」を1週間続けて、またオシッコ検査をしてもらうことになった。
カリカリは前回のs/d(ヒルズ)だと便秘気味になってしまったので、
今回はphコントロール(ロイヤルカナン)にしてもらった。
これがはーちゃんの体質に合うといいのだけど…。

*

帰ってきてから少し隠れていたけど、今は元気そうなはーちゃん。
オシッコもウンチもしたので、安心した。

はーちゃんを病院に連れて行ったりしていると、なんだか親に感謝する気持ちになる。
手間がかかっただろうなあ、と想像する。
もちろんはーちゃんと子供とは違うけどさ。
(というかむしろわたしの親は猫の方を大事にしてたような気もする…)

20080323

落語一年生日記(その3)

2008年3月21日 / 札幌市教育文化会館小ホール

「 林家正蔵 独演会 」

  林家たこ平   「転失気
  林家正蔵    「お菊の皿
  (仲入)
  林家正蔵    「しじみ売り



札幌で開かれる落語会なんて数は少ないのだから
片っ端から行ってみようと思っている。
2月は「談志・談春」、「木久翁・木久蔵」と見て、
たった2回なのに「天国と地獄」を味わってしまった。
落語が面白いのではない。
面白い落語があり、面白くない落語がある。

という、前回までのあらすじを踏まえて、正蔵さん。
元「こぶ平」だ。

テレビの「こぶ平」のイメージしかない。
そのイメージは、かんばしくない。
どちらかと言えば、いやな感じのイメージしかない。
しかし、また、
僕は「ついつい勉強しちゃうタイプ」なので、
落語一年生なりに予備知識を仕入れているものだから
「林家正蔵」がたいへんなビッグネームであることを知っている。

「こぶ平」のイメージと「正蔵」の名前があまりにかけ離れていて
期待してよいのかどうなのかわからない。
というわけで、なんとなくそわそわした気分で座席に座った。
今回は小ホール、落語にはよい広さだと思う。

結論から言えば、正蔵さんの落語は、
まっとうで、面白かった。
奇をてらうこともなく、騒ぎ立てるでもなく。
とても、まっとう。

落語が始まってみると、高座のうえには
テレビの「こぶ平」はいなかったし、
「正蔵」もいなくて、
そこには「ご隠居」や「親方」がいた。
テレビではちょっとイヤな感じの「こぶ平」のはずなのに
『しじみ売り』の「親方」なんて
かっこよく見えちゃうくらい。

また、正蔵さんは、顔がいい。
顔が見事だと思う。
不思議なのだけど、
能面に表情を見て取るのと同じような感じで
正蔵さんの顔が年寄りに見えたり、子どもに見えたりする。
声音だけじゃなくて、顔が変わる。

また見たいと思える高座だった。
落語一年生のくせに(いや、だからこそ)
いつもわかったようなことを言ってしまうけど
正蔵さんはまだまだよくなるように思う。
もっと歳をとった正蔵さんを見てみたい。
今回、高座に「こぶ平」がいなくてホッとしたけど
もうちょっと「正蔵」が現れてくると深みが増すように思う。

そうそう、最後に降りてきた幕を上げさせて
正蔵さんはひとこと挨拶をして、
それから急に

「 夢があります 」

と言い出したので、びっくりした。
『芝浜』の稽古をしていると言う。
自分の『芝浜』を演りたいと思っていると言う。
いつか聞いてくださいと言って、下がっていった。
いつか聞いてみたいと思った。

*

前回、右隣の席に通っぽいおじさんが座っていて
まったく拍手をしない人だったのだけど、
今回、右隣の席には公衆便所の臭いのする兄さんが座っていて
これまた拍手をしない人だった。
演劇や、ダンスや、コンサート、あるいは映画でもいいけど、
こんなに客が気になることはないように思う。
落語会、客層が特殊なのかな。

カルヴィーノ/カンチェラーラのミラノ-サンレモ

プリマヴェーラ、
ずばり「春」と愛称されるクラシックレース。
イタリア北部、ミラノからサンレモまで298キロを走る。

2008年、99回大会では
道路工事のためサンレモ市内のゴール地点が変更になり、
ローマ通りではなく、イタロ・カルヴィーノ海岸通りになった。
このコース変更が展開を左右するのではないかと
レース前から予想されていた。

気になったのは、コース変更後の
ゴール地点になった通りの名称だ。
『冬の夜ひとりの旅人が』という
美しいメタフィクションを愛する者にとって
イタロ・カルヴィーノ海岸通りというゴール地点に
興味をもたずにはいられなかった。

イタロ・カルヴィーノ。
文学が好きなら名前を知らない者はない。
20世紀を代表する偉大な作家のひとりだ。

さっそくグーグル検索をするも、
この通りの名称の由来は(日本語情報では)見つからなかった。
だけど、文学者イタロ・カルヴィーノを記念した命名であることは
まず間違いないだろう。
カルヴィーノは、生まれこそキューバだったが
2歳から20歳までサンレモで育ったのだから、
サンレモが「カルヴィーノの故郷」を自負しても
詐称には当たらないだろう。
そして、また、ミラノ-サンレモのゴール地点として
カルヴィーノの名をもつ通りが選ばれることには
いささかのわけがあると、僕は見ている。

というのも、
カルヴィーノは「新たな千年紀のための六つのメモ」と題して
21世紀の自転車乗りである僕たちに
6つの大切な価値を書き残しているのだ。
6つの価値とは---

 ・Lightness : 軽さ
 ・Quickness : 速さ
 ・Exactitude : 精密さ
 ・Visibility : 視認性
 ・Multiplicity : 多様性
 ・Consistency : 持続性

まさに、自転車のすべてが
6つの要素により表現されている。

というのは、まあ、無意味なウソで、
上の6項目は、ほんとうは、
カルヴィーノの文学的遺書と言われる
「カルヴィーノの文学講義」の章題だ。
もちろん自転車ではなく文学のことを語っている。

でも、やっぱり、まるで自転車の話のようだ。

99回ミラノ-サンレモにおいて
軽さ、速さ、精密さ、視認性、多様性、持続性を体現し、
たったひとり集団から抜け出して
イタロ・カルヴィーノ海岸通りのゴールを切ったのは
27歳のスイス人、ファビアン・カンチェラーラだった。

今年もカンチェラーラは強い。
2月にツアー・オブ・カルフォルニアでステージ1勝。
3月にはシエナ近郊でのモンテ・パスキ・エロイカ優勝。
(ちなみにカルヴィーノはシエナで没した)
直前のティレーノ-アドリアレィコでは総合優勝。

カンチェラーラと言えば、
世界選手権タイムトライアル2連覇、
ツール・ド・フランスのプロローグ圧勝のイメージが強烈で、
決まって「タイムトライアルスペシャリスト」と呼ばれるが
2006パリ-ルーベ、2008ミラノ-サンレモの覇者を
いつまでもTTスペシャリストと呼ぶのは、不正確ではないか。

ともあれ、「春」はきた。
次は過酷な「北のクラシック3連戦」、
なぜだか石畳にも強いカンチェラーラには
よりいっそう注目しなければ。

まるで。

 あっしには、

 関わりがねぇこって。

 …


はさまった猫草が、まるで『木枯らし紋次郎』のようになってた。
あ、でも紋次郎は長い楊枝をくわえてるんだっけ。

*

ちなみに紋次郎はこれです。
再放送で知ったのだけど、かっこいい。
昔の時代劇はすきだ。


20080316

天気がいいので

猫草のかげで、



まったり中。

20080315

犯人は、、、

座布団のファスナーがおかしなところから開いていた。
そして歯型も。


犯人は、、、

お前かーーー!









これが日課の犯人さん。

20080311

尿問題日誌 その3

さて、s/dのカリカリを食べて一週間。
昨日病院でオシッコ検査してもらったら、ストルバイト結石が無くなってた!!
ああもう、よかったよかった。
あとは通常のカリカリに戻して、2週間後くらいにもう一度調べてもらうことに。
これで大丈夫なら、まあほんとに安心できるんだけど。

でも今回のs/dは便秘気味になるみたいで、はーちゃんがつらそうだった。
ピコリがおなかのマッサージをしてあげたのだけど、
いつもはおなかを触ったら、怒ったり、ピューッと逃げるはーちゃんが
おとなしくされるがままになっていた。

おかしいのが、ウンチが出たら「でたよ~」というように
トイレから出てくると、「にゃー」と鳴くこと。


 ひとまず、

 安心。

20080302

尿問題日誌 その2

一週間経ったので、はーちゃんのオシッコを持って再び病院へ。
検査の結果、膀胱炎はすっかりよいのだけど、
ストルバイト結石はなくなっていなかった。

先週食べさせたカリカリは「c/d」というシリーズだったのだけど、
それではイマイチ効き目が薄かったので、
より結石を溶解する作用のある「s/d」というカリカリをあげることになった。
大体一週間くらいで溶ける確率が高いそうなので、期待しつつ。
はーちゃんが、嫌がらず治療用カリカリを食べてくれるのは助かるけど、
おいしくなさそうな独特のペットフード臭がする…。
でも結石には食事法でしか対処できないそうなので、仕方ない。

はーちゃん大丈夫?と廻りに心配されたけれど、
はーちゃん自身は毎日元気に走り回って、元気にご飯を催促しているので、
ご安心を。



発見。
下から見ると、ちょっと蛙っぽい。