20070421

サイクリングロードデビュー(前編)



雪も解け、陽射しも暖かさを増し
いよいよ札幌も自転車シーズンを迎えたと思っていたら
風邪をひき、しかもぐずぐずと体調不良が長引き
初乗りのとき以来、なかなか自転車に乗れずにいた。
今週末こそは乗りたいと思っていて、
週間天気予報の移り変わりを毎日チェックしていた。
「土曜は雨、日曜は晴れ」の予報だったので
日曜には乗れるだろうと思っていた。




でも、今日の朝、起きてみたら快晴だった。
やったー。やったー。
いつも週末は目が覚めてもなかなか布団から出ないのに
現金なもので、ぱっと飛び起きて、コーヒーを入れる。
よっこに「自転車に乗りにいこう」と誘っても
「疲れてるから、どうしようかな」と
いまいち乗り気ではなかった。
でも、「自転車に乗ったほうが、疲れは取れるよ」と説得し、
ふたりで出かけることになった。




まず、空気入れ。
前回、初乗りのときは、情けない話だけど
タイヤに空気を入れる時点で苦戦して
けっこう疲れてしまった。
でも今回は、コツが掴めたのか、特に疲れなかった。
それから、ストレッチ。
前回いきなり乗ったら、ほんのちょっぴりの時間だったのに、
意外とあとから身体にこたえた。
ふだんぜんぜん運動しないのだから、準備運動はしておいたほうがよいと思った。
買ったきり開いてもいなかった『ミラクルトレーニング』

これに載っていたストレッチで、背中や脚の筋肉を伸ばす。
身体が固くなっているから、ひどく痛い。
でも、ちゃんと伸ばしていくと、爽快感があった。




今回はサイクリングロードデビューをするつもりだった。
まだ、車通りのほとんどない近所の道路を
たった一度、ちょっと乗っただけで
ほとんどスピードも出していない。
まずはサイクリングロードで練習したいと思ったのだ。
そして、最初に行くサイクリングロードは決めていた。
豊平川の河川敷にある、豊平川サイクリングロードだ。
このロードはよい。
とても気に入っていて、ママチャリでは何度も走った。
このロードのよいところは、空が広いことだ。
ススキノのすぐ近くを通るのに、そういう喧噪をまったく感じない。
ロードレーサーでも、気持ちよく走れるに違いない。
でも、そのまえに、まず一般の道路を通って
自宅から豊平川まで辿り着かなければならない。




さとう家ルールでは、
《ロードレーサーは「軽車両」である》ということになっている。
道路交通法ではママチャリにもロードレーサーにも区別はなく
いずれも軽車両の扱いだ。
ただ、許可された歩道を走ってもよいことになっている。
現実問題としては、ほとんどの自転車は歩道を走っている。
僕も、ママチャリのときは、たいてい歩道を走る。
だって、怖いから。
車道では、あたりまえのように法定速度を超えた速度で
自動車が走りまくっている。
しかも路肩には違法駐車が並んでいる。
さらに多くの自動車ドライバーは
「邪魔だから自転車は歩道を走れ」と思っている。
たまたま車道を走っていたとき、
いかにもチンピラな感じの男が乗った自動車に
クラクションを鳴らされた挙げ句
「自転車が車道走ってんじゃねーよ」と怒鳴られた。
本来ならそこで、道路交通法の講釈をすべきであったかもしれないが
僕はビビリなので、チンピラ相手に言い返すことはできない。
そういうのは、自転車に乗っていて風で目にホコリが入るのと同じように
仕方がないと思ってやり過ごすしかない。
そういう道路交通状況なので、ママチャリで車道を走る気にはなれない。
でも、ロードレーサーは、乗る人が乗れば
時速50キロとか60キロもスピードの出る乗り物だ。
(まあ、僕には無理だけど)
そういう乗り物に乗るからには、
「軽車両」としての自覚をもって、車道を走るべし、
というのが、さとう家ルールなのだ。
というか、僕が勝手に決めた、こだわりだ。


(長くなってきたし、はーちゃんが遊べ遊べと言ってるので
 続きはまたあとで書くことにします)