20080225

落語一年生日記(その2)

2008年2月19日 / 北海道厚生年金会館

「 初代林家木久翁・二代目林家木久蔵 親子W襲名披露 」

  口 上
  春風亭小朝    「宗論
  桂三枝      「誕生日」
  (仲入)
  林家ひろ木    「動物園
  林家木久翁     雑談?(ものまねとか思い出話とか)
  林家木久蔵    「権助魚



談志・談春親子会からわずか二週間、
勢いにのってまた落語に行くことにした。
当日券あるかどうかと思いながら行ったけど
心配無用、たくさんあった。
それどころか、半額ぐらいで叩き売っている状態。
昼夜二回公演というのは、ちょっと無理があったみたい。

今回、控えめに言って、「あまり好みではなかった」。
ちょっときつめに言って、「チケット、定価じゃなくてよかった」。

小朝さん。
途切れなく発せられるダジャレの連続、
笑えるのは5つに1つくらいの割合だけど
テンポのよさにちょっとごまかされてしまう。

三枝さん。
なめらかでやわらかな語り口に誘われて
ちょっと寝てしまった。

ひろ木さん。
ライオンの歩き方、お上手。

木久翁さん。
落語ではなく、ただの雑談。
笑点ネタ、古すぎる物まね、思い出話。

木久蔵さん。
がちゃがちゃと騒がしい。
どこがどうと言えないのがもどかしいけど
押し付けがましくて、鼻につく感じ。

客席のほうが面白かった。
左の大爆笑家族と、右の通おじさんに挟まれていた。

左の一家、特に息子は、なんでもかんでも大爆笑。
どこが面白いのかまったくわからないところでも
身を乗り出して、腹をかかえて笑う。
アメリカンコメディーのようにゲラゲラ笑う。
田中角栄の物まねとか、そんなに面白いかなあ。

右のおじさんは、いかにも通っぽい。
知らない人に、「林家」と「春風亭」の関係を講義したり。
通おじさんのほうから、不機嫌な空気が漂ってくる。
クスリとも笑わない。拍手もしない。
木久翁さんの途中ではしばらく席を外していた。
木久蔵さんの途中で帰ってしまった。

落語会、なんだか不思議な場だと思う。