20080729

どこ~?

 あ、いた。

 あれ?

隠れてたつもりなのかな。

20080726

フジタ展で見つけたよ(じてんしゃ篇)

「それいけ!エウス子」が途絶したまんまだけど
ツールドフランスはいよいよ佳境。

フジタは48枚組のタイルがを描いている。
「フランスの富」という題で、フランスのエッセンスを
子どもの姿で描いている。
シャンパン、シャンソン、フロマージュ、学者、美術、
女の子、エッフェル塔、シャンゼリゼ、などなど、
そして、ツールドフランス!

制作年は1960-61年。
「5勝クラブ」の最初のひとり、アンクティルの時代だ。







皿の絵付けでは、「自転車に乗る猫」もいた。

フジタ展で見つけたよ(ねこ篇)

藤田嗣治展に行った。
夏の美術館は寒い。寒すぎる。つらい。

藤田と言えば、猫。
猫と言えば、はーちゃん。
藤田さんちの猫は、はーちゃんの生き写しのようだ。
はーちゃん、前に猫だったときは、パリにいたのだな。



20080724

なついているのは?

 …

 …む

 ぷい


そう。なついているのは、ピコリのほうです。
はーちゃん、迷惑そう。

20080721

浮いた!

爪とぎを新しくした。
古いのを捨てようとしたら、「取らないで!」とでもいいたいのか、
爪とぎの上に乗ってしまったので、
先に新しいのを出して、マタタビもふりかけてあげた。

マタタビに反応する、はーちゃん。

 んがっがああ~

 んがあああ~

 ( 浮いた! )

 … ( びっくりしたらしい )


*

一昨日は1年振りにはーちゃんのシャンプーをした。
去年よりは上手にできたと思うけど、写真を撮る余裕はまったくなし。
そしてもちろん、はーちゃんの機嫌の悪さレベル高し。
おやつも食べずに毛づくろいしていたし。
でもすっかりフカフカ。

20080717

入念に。

 ざり~~

 ごし~~

 ざ…

 !


いつも入念な毛づくろい。
女の子だからなのかなあ。
実家に居た猫達はみんなオスで、ここまで丁寧じゃなかった気がする。

20080716

涼み中

 網戸越しに風を感じつつ、

 …ちょっとビビッてるけど。

20080713

それいけエウス子(TdF08#08)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE08:チュルカのコメント誤訳御免


 第8ステージではチュルカが逃げた。レース後に《エウスカルテル》のチームオフィシャルサイトに掲載されたチュルカのコメント(スペイン語)を、必死に辞書を引いて、単語の繋ぎ合わせとフィーリングで訳してみた。文法もなんも知らないまま、むりやり読み込んだものなので、ひょっとしたら否定語がうまくかからず、逆の意味になっていたりするかも。

 以下チュルカのコメント、おすすめはしませんが読むならノークレームでどうぞ。

- - - - - -

去年と同じで、レースが進むにつれて調子が上がってきている。序盤はうまく走れなかった。レースはとても活発で、とても速く、緊迫していて、誰もが前に出たがっていた。僕の脚質では、活躍したり、順位を上げるたりするのに向いていなかった。

ゴールまで逃げるのが難しいのはわかっていたけど、やってみた。前のステージでも、逃げ切り優勝を狙うのは無理に見えた。逃げている選手は〔無理だと〕自分たちでよくわかっていたけど、プロトンは大きな余裕を残してはくれなかった。

明日はピレネーに入るが、それは特別なモチベーションになる。アスペン峠〔*第9ステージ最後の1級山岳ポイント〕には友人や家族が来るから、わくわくする。このあたりにはチームはよく慣れているし、明日は重要な一日になる。

サムエル〔サンチェス〕、アイマール〔スベルディア〕、それにミケル〔アスタルロサ〕は好調で、ツールでの目標はステージ1勝。明日勝てたら、僕たちはかなり安心できる。

- - - - - -

 チュルカ、07年ツールでは、コンタドール、ソレルから大差が開いてはいたがマイヨブラン3位につけていた。デッケル、ゲルデマン、グセフ、そして今まさにマイヨブランを着ているロヴクヴィストを上回っていた。そのわりに、今大会ぱっとしないと思ってみていたが、本人も序盤だめだったと言っている。ここからがんばって仕事をしてほしい。

《エウスカルテル》としては、やはりピレネーステージを重用視しているよう。第9ステージ、なかなか立派な下りゴールだ。今度こそ、今度こそ、サムエル・サンチェスのいいところを見てみたい!

◆第9ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差])
21 スベルディア……59位……28位[+4.00]
22 アスタルロサ……18位……18位[+2.16]
23 イサシ……………14位……66位[+18.45]
24 マルティネス……64位……67位[+19.30]
25 オロス……………80位……98位[+30.45]
26 ペレス……………13位…100位[+31.32]
27 サンチェス………71位……11位[+1.27]
28 チュルカ………133位…106位[+33.37]
29 ベルドゥーゴ…112位……53位[+12.01]

◆総合順位(抜粋)
01 キルシェン…………………………[+0.00]
02 エヴァンス…………………………[+0.06]
03 シューマッハ………………………[+0.16]
05 メンショフ…………………………[+1.03]
06 バルベルデ…………………………[+1.12]
08 デヴォルデル………………………[+1.21]
11 サンチェス…………………………[+1.27] ★
12 サストレ……………………………[+1.34]
13 兄シュレック………………………[+1.56]
14 弟シュレック………………………[+1.58]
17 クネゴ………………………………[+2.09]
18 アスタルロサ………………………[+2.16] ★

20080712

気になるものでも?

ふと見ると、本棚を覗き込むはーちゃん。

 なにか、

 気になるの?

 ???

 はーちゃん、

 終わり?


はーちゃんは、なにか気になるとひょいっと立ち上がって覗く。
好奇心旺盛だと長生きするらしいから、
どんどん覗いちゃって下さいな。

それいけエウス子(TdF08#07)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE07:まだ1週目なのに。


 心臓の負担が大きい。贔屓を持つと、これほど胸の騒ぐものであったか。出来の悪い子ほどかわいいなどと言うが、勝てないチームの応援には熱が入るものなのだろう。タイガースやレッドダイアモンズのファンがあれほどまでに熱狂的なのは、弱い時期が長く続いたせいだろう。そう言えば、ピレネーでツールを待っている《エウスカルテル》のファンたちも熱狂的だ。民族意識ゆえの熱狂であろうが、チームの勝てなさもまた熱を煽っているのだろう。

 第7ステージ、《エウスカルテル》がなけなしのチーム力を見せた。一度目は、落車と攻撃で中切れした集団をリセットするため、二度目は、サンチェスの勝機を作り出すため。

 落車が先立ったか、攻撃が先立ったか、プロトンの紳士協定のうえでフェアな展開だったかどうか、わからない。わかっているのは落車で集団が割れ、前の集団で《CSC》が攻撃的に牽き、タイム差が開き、後ろの集団で追走した《エウスカルテル》、《クイックステップ》、《ランプレ》は脚を使わされたことだ。どうにか追いついたが、休む間もない展開。

 前回の記事で期待したのに近い、LLサンチェスとサムエル・サンチェスのダウンヒルバトルになりかかったが、まだ総合上位に位置するサムは逃がしてもらえず、LLだけが行った。もう1チャンスほしい《エウスカルテル》が集団を牽く局面もあったが、サムの日ではなく、LLの日だった。サムエルが抜け出せず悔しかったが、勝ったLLもまた好きな選手なので、複雑な気持ちだ。いや、しかしね、サムのためのステージは、アルプスにあるはずだ。

 もうひとつ、恒例の「退場者」が出た。まだ、もっと大物の「退場者」もありそうな雲行きだ。ツールは3分の1が過ぎ、いろいろな意味で、まだ何が起こるかわからない。

 僕もまた、我ながら何を始めるかわからないものだと思うところだが、エウス子たちのコメントを読みたいがために、スペイン語の辞書を買ってきた。読めるのだろうか。どうだろうか。ウェブ上の自動翻訳が作り出す、ナンセンス日本語よりはましじゃないかと思うのだが。

◆第7ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差])
21 スベルディア……46位……29位[+4.00]
22 アスタルロサ……32位……18位[+2.16]
23 イサシ……………83位……69位[+18.45]
24 マルティネス……84位……70位[+18.45]
25 オロス…………166位…100位[+30.45]
26 ペレス…………126位…102位[+31.32]
27 サンチェス…………7位……11位[+1.27]
28 チュルカ………132位…110位[+33.37]
29 ベルドゥーゴ……85位……54位[+12.01]

◆総合順位(抜粋)
01 キルシェン…………………………[+0.00]
02 エヴァンス…………………………[+0.06]
03 シューマッハ………………………[+0.16]
05 メンショフ…………………………[+1.03]
06 バルベルデ…………………………[+1.12]
08 デヴォルデル………………………[+1.21]
11 サンチェス…………………………[+1.27] ★
12 サストレ……………………………[+1.34]
13 兄シュレック………………………[+1.56]
14 弟シュレック………………………[+1.58]
17 クネゴ………………………………[+1.42]
18 アスタルロサ………………………[+1.49] ★

20080711

爪とぎの使い方

ごろんとして、
背中のストレッチ、
ついでにまったりしたり。



…なんか間違ってると思う。
もっとバリバリ!っとさー。

 「 … 」

*

Chocolatのサイトに日記があるのだけど、
何気なく見ていたら、はーちゃんじゃん!と見まごう猫ちゃんが!
http://www.chocolat.ne.jp/diary/diary_frame.html(7月7日の写真です)

遺伝子なのかなんかのか、なんとも不思議。
日本猫はーちゃんと似て蝶な亜米利加猫ちゃん。

それいけエウス子(TdF08#05&06)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE05&06:まだ1週目なのに。


 第5ステージこそ、ちんちくりんがウホウホ言いながらスプリントを制しただけで、総合に変動なかったが、第6ステージではフランス中央山塊に突入、総合争いが本格化。ほんとうならば、このあたりから総合成績に差がつき始めるはずだったのだろうが、序盤とは思えない、むしろ終盤かと思うほどの、混戦状態。

 第6ステージ、エウス子たちのフィールド、山だ。マイヨジョーヌのシューマッハがゴール前で落車、そこでブレーキせざるを得なかったサンチェスは勝負に参加できなかったが、総合順位を1分27秒遅れの11位まで上げてきた。この差を決定的な遅れと見るか、射程圏内と見るか、判断の難しいところ。しかし、よくよく考えてみると、ツールはまだ1週目だ。まだ、ピレネーもアルプスも登っていない。この段階で勝負の行方を決めつけることは、誰にもできないはずだ。

 サンチェスは、キルシェン、エヴァンスに遅れを取っているが、バルベルデ、クネゴとは大差ない。バルベルデ、クネゴは、当然、どこかで勝負に出るはずだ。サンチェスは彼らの動きに乗らなければならない。サンチェスは相変わらず「ステージ狙い」と話しているが、調子はいいようだ。

 もしステージを勝てば、そのときは総合成績でもジャンプアップしていることだろう。07年ブエルタ、本格的な山岳ステージに入るまで、サンチェスはエヴァンスから2分以上遅れていた。この2分を、マドリードまでの間に奪い、表彰台を勝ち取った。まだわからない。

 たとえば、そう、第7ステージなんか、サンチェスの日かもしれない。バルベルデを連れ出して高速ダウンヒルで逃げていくLLサンチェスを、我らがサムエル・サンチェスが置き去りにしていく、なんて場面、見れないかなあ。

◆第5ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差])
21 スベルディア…117位……45位→[+3.22]
22 アスタルロサ……94位……22位→[+1.42]
23 イサシ……………16位……89位↑[+5.38]
24 マルティネス……92位……49位→[+3.35]
25 オロス……………95位……87位↑[+5.29]
26 ペレス……………22位……78位↑[+5.13]
27 サンチェス………88位……19位→[+1.31]
28 チュルカ………123位…119位↑[+7.18]
29 ベルドゥーゴ…147位……55位→[+3.46]

◆第6ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差])
21 スベルディア……21位……30位↑[+3.33]
22 アスタルロサ……18位……16位↑[+1.49]
23 イサシ…………100位……91位↓[+14.15]
24 マルティネス……99位……78位↓[+12.12]
25 オロス……………71位……64位↑[+8.58]
26 ペレス……………84位……66位↑[+9.45]
27 サンチェス………12位……11位↑[+1.27]
28 チュルカ…………83位……76位↑[+11.50]
29 ベルドゥーゴ……44位……36位↑[+4.43]

◆総合順位(抜粋)
01 キルシェン…………………………[+0.00]
02 エヴァンス…………………………[+0.06]
03 シューマッハ………………………[+0.16]
07 メンショフ…………………………[+1.03]
08 バルベルデ…………………………[+1.12]
09 デヴォルデル………………………[+1.21]
11 サンチェス…………………………[+1.27] ★
12 サストレ……………………………[+1.34]
14 クネゴ………………………………[+1.42]
16 アスタルロサ………………………[+1.49] ★
17 兄シュレック………………………[+1.56]
18 弟シュレック………………………[+1.58]

20080709

誰の応援?

はーちゃん、はーちゃん、
ツール・ド・フランスは誰を応援してるの?

 「 …う~ん 」

 「 エヴァンスーーーー!! 」


…それはわたしです。
ピコリがエウス子に夢中の中、エヴァンスをロットを絶賛応援中。

でも、珍しく必死なメンショフはかっこいいし、
肌の弱いミラーはひいきしちゃうし(自分が日光アレルギーだから)、
ブルセギンのチャーミングさには勝てる人いないし、
とかなんとか思ってると、
最終的には「みんなケガなくがんばって!」と。

そんな結論になるわけです。

それいけエウス子(TdF08#04)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE04:エースとは何か。エースは誰なのか。



 思いがけないことばかりが起こる。TTの結果、何人かが予想を裏切る順位になった。

 まずさきに、予想どおりだった者を上げれば、タイム差を稼いだエヴァンス、メンショフ。メンショフは前日に失ったタイム差を十分に挽回した。逆にタイム差を失って、総合争いから脱落したのがリッコ。リッコのTTの弱さは、わかってはいたが、予想以上だったと言うべきか。

 思いがけなかったのが、クネゴだ。意外と踏みとどまった。残念ながらブルセギンとのエース交代はなさそうだ。悪い意味で思いがけなかったのはバルベルデ。順位を一気に下げた。

 エウス子たちは、9人のうち6人が100位以下だ。惨憺たるTT。スベルディアの成績には、失望する。

 背番号の下一桁が1の選手は、そのチームのエースであると言われる。

 エースとは、何か。その日そのとき、チームの全員がアシストを捧げ、勝利を託す相手が、エースだ。ひとりの王と、その他のしもべだ。とはいえ、力量のない王は、王座に居続けることなどできない。勝利を託すのに不十分となれば、わずかでも勝利に近い者が王座に座るだろう。

《エウスカルテル》のエースナンバー「21」はスベルディアが付けていた。が、4日目にしてすでに、エースにはなりえないところまで転落している。TTであまりにも時間を失いすぎた。

 いや、ほんとうのところ、そもそもの始めから、「27」サムエル・サンチェスがエースだったのかもしれない。現在、バルベルデ、弟シュレックに次ぐ位置に付けている。山岳に入れば、もっと順位を上げていくものと期待したい。

◆第4ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差])
21 スベルディア…100位……45位↓[+3.22]
22 アスタルロサ……27位……22位↓[+1.42]
23 イサシ…………124位……90位↓[+5.38]
24 マルティネス…113位……49位↓[+3.35]
25 オロス…………114位……88位↓[+5.29]
26 ペレス…………145位……79位↓[+5.13]
27 サンチェス………21位……19位↓[+1.31]
28 チュルカ………135位…122位↓[+7.18]
29 ベルドゥーゴ……72位……55位↑[+3.46]

(他チーム有力選手の総合順位[タイム差])
シューマッハー………………………1位[+0.00]
キルシェン……………………………2位[+0.12]
エヴァンス……………………………4位[+0.21]
メンショフ…………………………11位[+1.12]
デヴォルデル………………………13位[+1.18]
クネゴ………………………………16位[+1.26] !!
バルベルデ…………………………17位[+1.27]
弟シュレック………………………18位[+1.29]
サンチェス…………………………19位[+1.31] ★
ロバのブルセギン…………………21位[+1.41]
アスタルロサ………………………22位[+1.42] ★
サストレ……………………………23位[+1.43]
兄シュレック………………………28位[+2.08]
 ・
 ・
 ・
リッコ………………………………59位[+4.08] 

20080708

それいけエウス子(TdF08#03)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE03:幸運な者とそうではない者。




 何もないはずの日だった。

 ただ平坦なコースレイアウトで、何人か逃げて、そのうち捕まり、予定調和のうちに集団スプリントになり、惜しくもエリック・ツァベルが勝てず、ツァベル以外の誰かが勝つ。そんな、デジャヴのようなステージになるだろうと思っていた。総合順位に変動はなく、マイヨジョーヌを争うエースたちは力を温存すること、平穏無事にゴールすることだけに専念することになるのだろうと思っていた。

 とんでもない。予定調和も、平穏無事も、ない。

 また落車が起きて、集団が割れた。割れたといっても、はじめは、ひび割れ程度だったろう。《クイックステップ》が牽きまくって、ひび割れたところを、かち割った。割れてしまったうち、前の集団に入れた者と、後ろに残された者がいる。幸運な者と、そうではない者。幸運だった前の集団にはバルベルデ、キルシェン、エヴァンス、シュレック、クネゴらがいた。そうではなかった後ろの集団にはリッコとメンショフがいた。力を温存すべきメンショフが、自ら集団を牽かざるを得なくなった。

 我らがエウス子たちは、大半が幸運だった。チュルカとベルドゥーゴ以外は、みんな幸運な集団にいた。結果、軒並み総合順位を上げている。

 リッコが遅れたのは残念だ。「総合は狙わない。あくまでステージ狙い」と言うが、そんな建前にとどまれるほど、彼はオトナじゃない。結局は必死で戦うことになるだろうと思っていたが、この展開では、ほんとうにステージ狙いに終始するかもしれない。

 うちのサンチェスも、リッコ同じように「ステージ狙い」と話している。いや、スペイン語のインタビューを、英語経由の自動翻訳されたナンセンス日本語で読んだので、ほとんど意味はわからないのだが、たぶん「ステージ狙い」と言っているのだと思う。しかし、第4ステージはサンチェスの得意なタイムトライアル。ここでエヴァンスに互して走れれば、総合争いにも絡めるのではないだろうか。

 第4ステージTTには、もうひとつ期待することがある。クネゴが大崩れし、ブルセギンがタイムを稼ぎ、《ランプレ》のエース交代が起きる・・・そんなことがあったら、にわか《エウスカルテル》ファンながら、ブルセギンの応援に回ってしまいそうである。


◆第3ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差]、Wiki)
21 スベルディア……54位……33位↑[+1.52]……Wiki記事あり
22 アスタルロサ……31位……17位↑[+1.52]……なし
23 イサシ……………14位……86位↑[+3.45]……Wiki記事あり
24 マルティネス……52位……36位↑[+1.52]……なし
25 オロス……………63位……87位↑[+3.45]……なし
26 ペレス……………32位……71位↑[+2.57]……なし
27 サンチェス………37位……18位↓[+1.52]……Wiki記事あり
28 チュルカ………159位…115位↓[+5.16]……なし
29 ベルドゥーゴ…111位……58位↓[+2.41]……なし

(他チーム有力選手の総合順位[タイム差])
バルベルデ……………………………4位[+1.45]
キルシェン……………………………5位[+1.46]
エヴァンス……………………………9位[+1.46]
兄シュレック………………………11位[+1.46]
弟シュレック………………………20位[+1.52]
★ブルセギン★……………………28位[+1.52]
サストレ……………………………31位[+1.52]
デヴォルデル………………………32位[+1.52]
クネゴ………………………………35位[+1.52]
リッコ………………………………49位[+2.24]
メンショフ…………………………52位[+2.30]
クルージガー………………………55位[+2.30]

20080707

それいけエウス子(TdF08#02)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE02:「逃げ」の一部始終、スプリントに用はなし。




「逃げ」は、けっして偶然にはできることはない。

「逃げ」は、意志と勇気と覚悟をもって「集団」から飛び出していくことからしか生まれず、そして、意志と勇気と覚悟を持ち続けることでしか保てない。メンバーの誰かの胸中に諦めが生じたとき、その「逃げ」の命運は尽きる。もっとも、諦めなかったからといって、うまく運ぶとは限らないが。

 いつも、テレビ中継が始まったときにはもう誰かが逃げている。「逃げ」は、いつもすでにできあがっていて、どうせそのうち捕まるもの、ということになってしまう。ツール・ド・フランスだけは放送時間が長いので、逃げの形成プロセスを見られるのが嬉しい。形成から吸収までを見てこそ、「逃げ」はひとつの物語になる。第2ステージの物語は、こんなふうだった。

 なかなかよいメンバーの揃った10人の「逃げ」に、うちの[28]チュルカも乗ったが、すぐやめた。ウェーグマン(ドイツチャンピオン)、シャバネル(兄のほう)、フィッシャー(珍しいブラジル人)の3人だけが残った。しかし、トマ・ヴォクレーの山岳ジャージを守りたい《ブイグテレコム》が集団を牽いて、3人を吸収し、リセット、そしてまたすぐ、「逃げ」を再構築。新たに決まったのは、前の「逃げ」を潰したトマ・ヴォクレーと、前の「逃げ」にも乗っていた兄シャバネルの、2人逃げ。だいぶ経ってから、ようやく意を決したかのように《アグリチュベル》のモローとルレイが集団から出ていって、さんざん追いかけて「逃げ」に合流、4人逃げになった。

 どうしてもどうしても逃げたい兄シャバネル、一方、集団前方にはジルベールのために牽きまくる弟シャバネルの姿が見えたりもして、「逃げる兄VS追う弟」の構図には心ときめくものがあった。

 最終的に、ゴール目前にして兄シャバネルたちの「逃げ」は捕まり、集団スプリントにもつれこんだ。さて、我らが《エウスカルテル》に、スプリンターはいるのだろうか? 思い浮かばない。スプリントする集団のなか、右にひとつ、左にひとつ、オレンジ色が見え隠れしている。一応、誰か2人、スプリントに参加している。リザルトから判断して、アスタルロサとサンチェスだったようだ。アスタルロサが15位、サンチェスが16位。まあ、スプリントで勝ちを狙えるチームではないということだろう。次の第3ステージも全員無事に走り切れば、それでよし。

 ちなみにサンチェスの次、17位はマキュアンだった。がんばってください。


◆第2ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差]、年齢(干支))
21 スベルディア……58位……40位↑[+0.07]……31歳(巳)
22 アスタルロサ……15位……19位↑[+0.07]……28歳(未)
23 イサシ……………42位…101位↑[+2.00]……31歳(巳)
24 マルティネス…116位……44位↓[+0.07]……30歳(午)
25 オロス……………66位…106位↑[+2.00]……27歳(申)7/11誕生日!
26 ペレス……………91位……89位↑[+1.12]……26歳(酉)
27 サンチェス………16位……16位↑[+0.07]……30歳(午)
28 チュルカ…………79位……74位→[+0.39]……25歳(戌)
29 ベルドゥーゴ……80位……53位↓[+0.18]……29歳(午)

20080706

それいけエウス子(TdF08#01)

TOUR DE FRANCE 2008
ETAPE 01:とりあえず応援してみることにした。



 ツール・ド・フランスは、どうにでも楽しめるエンタテイメントだ。プロトンの走り抜ける風光明美な景色、ヨーロッパならではの端正な町並みを眺めているだけでも、十分に楽しい。夏の風物詩、お祭り騒ぎとしてムードを楽しむだけでも満足できる。

 でも、まあ、せっかくだから、もう一歩踏み込んで、自分なりの楽しみ方を見つけたいと思う。ロードレースの面白みは、集団の意志と、チームの意志と、選手個人の意志が、もつれ、からみ、すれちがい、協調と反発を繰り返し、えもいわれる綾を織りなしていくところにあると思うが、観戦する立場としては、集団のなかに埋もれがちな選手ひとりひとりは、顔が見えない。スター選手や、目立つ選手は別として、アシストに徹する下働きの選手までは、なかなか目が届かない。だいたい、200人もの集団なのだ。200人を把握するのは、無理だ。

 だから、どこか特定チームを応援して、できるだけ微視的な応援をしたらどうかと思った。

 実は2007年ツールのときも、同じことを思った。で、ラボバンクを応援していたのだけど、応援している最中にラスムッセン事件が発生した。マイヨジョーヌを来たままラスムッセンがレースから去り、チームは消沈した。エースの座を譲ってアシストの動きをしていたメンショフは肩を落としてリタイアした。自身最後のツールを意地を見せて走るボーヘルトの、むきだした歯の輝きが、痛々しくも、まぶしかった、あの夏・・・。

 で、今年のツールでは、バスクの自転車チーム《エウスカルテル・エウスカディ》を応援することにした。楽しく応援できれば、今後も末永く応援したい。《エウスカルテル》を選んだ理由は、これといってないのだけど、あえて言えば・・・
 ・ジャージが目立って、見つけやすい。
 ・07年ヴェルタでのサムエル・サンチェスにしびれた。
 ・バスクが好き。

 今ツール優勝候補に挙げられているのは、まずは《ケスデパーニュ》バルベルデと《ロット》エヴァンス、次いで《CSC》シュレック兄弟、《ラボバンク》メンショフ、《ランプレ》クネゴあたりか。《エウスカルテル》からは候補は挙がらない。(21)スベルディア、(27)サンチェスあたりは総合上位に食い込むだろうけど、優勝候補とは呼んでもらえない。まあ、そのくらいのポジション(よくいえば「中堅」、わるくいえば「B級」)のチームだ。応援したくなるポジションである。

 しかし、《エウスカルテル》の選手のことは、ほとんど知らない。応援しながら覚えていこうと思う。いくらかでも目立ってくれるとうれしい。

 *

 ということで、我らがエウス子9名は、フランス一周3週間の華やかで過酷な旅に、いま旅立った。

 例年のプロローグタイムトライアルではなく、通常レースで幕開け。(26)ルーベン・ペレスが、オジェやトマ・ヴォクレーらと8人の逃げに入り、160キロほど逃げたが、そこからさらに飛び出したジェグー、デラフエンテには加わらず、集団に戻った。結局はジェグーらも捕まり、しかし集団スプリント勝負ではなく、スター選手たちがぽんぽん飛び出していく、クラシックレースのような展開になる。

 シューマッハー、バッラン、キルシェン、エヴァンス、といった強豪を、「一蹴した」というのが相応しいような、圧倒的なスピードで一気に追い抜いて、ステージ優勝。総合優勝筆頭に挙げられるバルベルデが、なぜ初日から?とも思うが、ともかく初日のマイヨジョーヌを獲得。まさか、パリまでマイヨジョーヌを着続けて、「完全優勝」でもしようと思っているのか?

 ツールならではの緊張感のためか、何もないような場所での落車が立て続く。《コフィディス》のデュクロラサルは悔し涙を見せながらリタイア。07年の山岳王ソレルも、ダメージ少なくはなさそう。(23)イサシも転んでいたが、大事には至らず、すぐにレースに復帰できた。緊迫感のなか、まずは何事もなくスタートできたことを、よしとする。

◆第1ステージリザルト(区間順位、総合順位[タイム差]、ちなみに07年グランツール成績)
21 スベルディア……47位……47位[+0.07]……ツール5位、ヴェルタ44位
22 アスタルロサ……24位……24位[+0.07]……ツール9位
23 イサシ…………126位…126位[+2.00]……ツール90位、ヴェルタ74位
24 マルティネス……42位……42位[+0.07]……ツール61位、ヴェルタリタイア(DSC)
25 オロス…………154位…154位[+2.00]……昨期加入、初グランツール!
26 ペレス…………106位…106位[+1.12]……ツール50位
27 サンチェス………19位……19位[+0.07]……ヴェルタ3位
28 チュルカ…………74位……74位[+0.39]……ツール23位
29 ベルドゥーゴ……48位……48位[+0.07]……ツール48位

20080705

手に注目。

ちょっとずつ、動くはーちゃん。





20080704

開幕直前

明日から『ツール・ド・フランス』が始まる。

ツールといえば、
・ひまわり(季節的になのか、そりゃもうたくさん咲いている)
・ライオン(総合タイム1位の選手にライオンのぬいぐるみが渡されるから)

そんなわけで、気分をより盛り上げようとひまわりを買ってきた。
隣のライオンはどうみても毛の生えた「ぼのぼの」だけど…。

20080703

ハラミセ!



今朝のハラミセ(腹見せ)。
朝からくつろぎすぎです。