20070212

さとう家に2台のロードレーサーが届くまでの長いような短いような経過(その4)

自転車関連のウェブサイトを見るようになった頃から
自転車関連の本も読むようになってきた。
真っ先に読んだ本はーーー


自転車で痩せた人
自転車で痩せた人高千穂 遙

日本放送出版協会 2006-04
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『自転車で痩せた人』ーーーこのタイトルを見た瞬間に思ったのだ。
いま我が家に必要な本は、これだ!
この時点での課題は、家庭内に自転車を許容する空気を醸成することだった。
つぶやき作戦(毎日「自転車・・・ほしいなあ・・・」とつぶやく)は一定の成果を挙げ、
いくぶんかの同情を得ていたが、それだけでは足りない。
「許容」を超えて「連帯」を勝ち得ること、
つまり、自転車を「夫婦共通の楽しみ」になることが必要と思われた。

さて、そこで、マジカルな言葉ーーーすなわち「痩せる」の登場である。
僕にはどうにも不思議で理解しがたいのだが
「痩せる」という謳い文句ひとつで、妙な商品が売れるのだ。
痩せるクッキーとか。痩せる酢だとか。
ならば、痩せる自転車はどうだろう。

というわけで、僕は『自転車で痩せた人』から仕入れた知識を駆使し
自転車のダイエット効果について、よっこに話して聞かせた。
自転車がどれほど優れた有酸素運動であるのか。
自転車ダイエットはなぜリバウンドしない体質を作るのか。
「痩せる」をエサによっこの気をひき、自転車ブームに巻き込もうという
周到な作戦を展開したのだった。