20070210

さとう家に猫がなれるまで(その2)

置いたタオルがどうなかったかというと…

2月4日のつづき。
深夜は、電気を消してからはーちゃんの探索時間になったらしい。
「にゃーにゃー」とかなり大きな声で鳴きながら本棚の上に上がったり、
テレビの後ろに廻ってみたり、 覗けるところは二本足で立って覗いていた。
とにかく部屋を探索して、 把握しようとしている時間らしかった。
おもしろいのが、途中独り言のように小さな声で「にゃっにゃっ」と短く鳴くこと。
かわいすぎる。

註:私たちは暗闇で布団の中から目をこらして、はーちゃんの様子を伺っていた。
ちなみに寝室は別にあるのだけど、冬の間寝室が寒いので居間で寝ているのだ。

ひとしきりの探索の後、トイレに行った様子。
ウンチなのかオシッコなのかはわからないけれど、はーちゃんの砂のかけ方といったら!
「ジャッジャッ」という音が激しく何度もしていて、どれだけ砂をかけるんだ?と
びっくりするほどの力のいれよう。もしかしたら、ストレス解消なのかもしれない。
私は静かに起きだしてトイレを片付けた。ウンチだった。
トイレを片付けてもらえてうれしいのか、はーちゃんが体をすりよせてきた。
かわいすぎる。
でも立ち上がって、布団に戻ろうとするとピューッと逃げられた…。

トイレを済ませて落ち着いたのか、ひょっこりと私達の布団のところにきて鳴いた。
もしかして入りたいのかな?と布団を持ち上げてみると、するりと入ってきた!
そしてそのまま私の足元で寝てしまった!ひゃ~。
布団に入ってくるなんて、よっぽど仲良くなってからだと思っていたのに。
はーちゃん…よくわからない子だ。
私の布団ははーちゃんの足についた猫砂でちょっとジャリッとしていたけれど、
そんなのどうでもいいや。
とにかく、一歩前進だ。

5日の朝は5:20頃にはーちゃんが起きだして、今度はトイレにオシッコをしていた。
そういえば隙間に新聞を詰めたんだった、と新聞の前に置いておいたタオルを持ち上げると、
…なんか臭い!そして重い!
…ああ~オシッコだ。

多分夜中にしたんだろう。
隙間に入れなくしたことへの抗議運動で気が済んだから布団にきたのか、
わからないけれど、はーちゃんは少しさとう家になれた…ような気がする。

妙に納得した2月5日早朝のこと。