イタリア1周、3週間の旅も、もう8日目。
序盤から、中盤へ。
今年のジロは、ほんとうに単なるスプリントステージが少ない。
というか、ほとんどない。
見かけていないけど、マキュアンはまだ走っているのだろうか。
調べたら、一応まだ走っていた。完走する気はなかろうが。
何かトラブルあったのか、ただ疲れたのか、
《ティンコフ》ロッドはもう自転車を下りたようだ。
8ステージはリッコ’が登りスプリントを制して勝った。
ピエポリのアシストが強力だ。
リッコ’、もし今が調子のピークなら、今後きつくなりそうだが、
だいじょうぶなのか。どうなのか。
ディルーカが挙動不審だ。
何を考えているのかわからない度合いが、ベッティーニを上回っている。
とは言え、総合順位、タイムは詰めていっている。
「キラー」ディルーカのタイムを基準に、有力っぽい選手を見ていくと、
「コブラ」リッコ’が、6秒遅れ。
「パンクで泣いちゃった」セッラが、9秒遅れ。
「小鳥が好き」コンタドールが、29秒遅れ。
「ラーメン」ペリツォッティが、44秒遅れ。
「イル・ファルコ」サヴォルデッリが、1分3秒遅れ。
「山の王または黒ヒゲ危機一髪」ピエポリが、1分11秒遅れ。
「ツァベル、リース、ウルリッヒ、ケスラー、ヴィノクロフら、
いつも疑惑の人々のチームメイト」クレーデンが、1分12秒遅れ。
「ロバ飼い」ブルセギンが、1分30秒遅れ。
「ジーボ」シモーニが、1分46秒遅れ。
「アメリカ人」ライプハイマーが、1分47秒遅れ。
「ロシア人」メンショフが、1分49秒遅れ。
「特になし」ペトロフが、1分55秒遅れ。
ブルセギンやペトロフが有力っぽいのかどうかって?
いや、たぶん、世間ではそんなことはないでしょう。
個人的に気にしているだけ。
個人的に気になると言えば、ピエトロポッリ。
第8ステージ5位でゴールしていた。
ゴール前の争い直前までアシストしていたピエポリより先着、
それどころかチームのエース・ディルーカより先着していた。
ピエトロポッリは地味にポイントを稼いでいて、
ポイント賞、22ポイントで18位(ピエポリは16ポイントで24位)、
山岳賞、5ポイントで7位(ピエポリはまだ山岳ポイントなし)。
地味すぎて気にかけていないと忘れそうだけど、
しばらく追跡調査を続けたい。
(序盤のまとめ)
ここまでなにひとついいとこなしのシモーニに
がんばってもらいたい。
がんばりすぎていて笑えてしまうディルーカにも
もっとがんばってもらいたい。